ファンネルとストレートの違いで迷う方へ 素材と扱いやすさで選ぶコツ

シーシャを始めると、まず迷いやすいのがボウル選びではないでしょうか。特に「ファンネルとストレートの違い」が分からないまま購入してしまうと、思ったような煙が出なかったり、味が薄かったりして残念な結果につながることがあります。

実は、この2種類のボウルは形状だけでなく、吸い心地・味の濃さ・シロップの落ちやすさなど、多くのポイントで性能が異なります。自分の好みや使うフレーバーによって、最適な選択は大きく変わります。

本記事では、初心者の方でも迷わずに選べるよう、ファンネルとストレートの違いを分かりやすく解説します。失敗しないボウル選びのヒントを押さえて、より満足度の高いシーシャ体験を目指していきましょう。

記事のポイント

  1. ・ファンネルボウルとストレートボウルの構造的な違い
  2. ・吸い心地や味の濃さなど性能面の違い
  3. ・シロップ落下や焦げやすさなど扱いやすさの差
  4. ・素材や溝の深さによる煙の変化と選び方

ファンネルボウルとは?形状から分かる特徴まとめ

ファンネルボウルは、中央部分が盛り上がり、その先に大きな穴が一つ開いている形状です。吸う際に空気が真ん中の穴を通るため、煙が軽くてやわらかい味わいになりやすいです。

フレーバーは穴を避けて外側に詰めるので、シロップがボウル内部へ漏れにくい設計になっています。

例えば、シロップ量が多いアメリカ系フレーバーを使う場合でも、焦げにくく長く楽しめる傾向があります。また、重たい煙が苦手な初心者でも吸いやすいという声が多いです。

一方で、やさしくマイルドな味わいになるため、濃厚でパンチのある煙を求める人には少し物足りなく感じる場合もあります。

適切に盛り付ければ、安定した吸い心地を維持しやすいボウルです。

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ストレートボウルとは?歴史ある定番形状の魅力

ストレートボウルは、底部に複数の穴が開いている伝統的な構造で、古くから広く使われています。上から見るとレンコンのように穴が並んでおり、その上にフレーバーを直接詰めるだけでセットできるのが特徴です。

煙が穴を通ってダイレクトに流れるため、味が濃く、キック感のある重たい煙になりやすいです。ミントなど強い清涼感を持つフレーバーもはっきり感じられます。

ただし、穴の上に直接盛る分、シロップ落下によって焦げやすいことがあり、火力調整には注意が必要です。

ある程度慣れてくると、しっかりとした煙量と味を引き出せるため、中級者以上に好まれています。

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吸い心地の違いで選ぶファンネルとストレート

ファンネルは空気が中心の穴を通るため吸い込みが軽く、まろやかな煙になりやすいです。しっかり吸わなくても煙が出やすいので、初めてシーシャを使う人でも喉への負担が少なく楽しめます。

軽い吸いごたえが好きな場合や、フルーツ系の香りをふんわり味わいたいときに向いています。

一方でストレートは、煙がフレーバーに密着する面が広いため、吸ったときにしっかりと味が感じられます。少し強めに吸うだけで重厚な煙が出るので、パンチのある味わいを求める人に好まれます。

ただし、吸い込みが重いと感じる人もいるため、体調や好みに合わせた選び方が必要です。

目的に合った吸い心地を選ぶことで、同じフレーバーでも全く違った味わいを楽しめます。

シロップ落下のしにくさなど扱いやすさの違い

ファンネルは中央の穴を囲うようにフレーバーを詰めるため、シロップが下へ垂れにくい構造です。焦げづらく、味の変化も緩やかなので、火の調整に慣れていない人でも扱いやすいです。

長時間同じ味を楽しみたいときにも安定しやすい点が魅力です。

ストレートは底の複数の穴の上にフレーバーを置くため、シロップが落ちてしまうことがあり、焦げやすくなるケースがあります。

熱の回りが早いこと自体はメリットですが、火力を上げすぎると味が急に強くなったり辛さが出たりしやすいです。

扱いやすさを重視するならファンネル、細かい調整をしながら濃い味を作り込みたいならストレートが向いています。

陶器・シリコン・ガラスの素材で味が変わる理由

素材が違うと、フレーバーに伝わる熱のスピードが変化します。陶器は熱をよく通すため、フレーバーが素早く温まり、力強い煙が出やすい特徴があります。濃厚さを求めたい人に好まれやすい素材です。

ただし、高温になりすぎると焦げやすいため、火加減の調整が欠かせません。

シリコンは熱が伝わりにくい性質があり、じっくりと温度が上がっていきます。煙が優しく仕上がりやすく、長い時間吸い続けても味の変化が小さいです。

火力調整に慣れていなくても扱いやすいので、初めてボウルを購入する方にも安心です。

ガラスは陶器とシリコンの中間のような性質で、比較的熱が伝わりやすいものの、味わいはクリアな印象になります。洗ったときに匂いが残りにくく、フレーバーそのものの香りを感じたいときに向いています。

ただし、落とすと割れやすい点に注意したいところです。

熱伝導率の違いで煙の濃さが変わる仕組み

ボウルに使われている素材が持つ熱伝導率は、煙の濃度に直結します。例えば、熱伝導率が高い陶器は、炭からの熱を一気にフレーバーへ届けるため、温度が急に上がりやすいです。

その結果、立ち上がりが早く、勢いのある煙が生まれやすくなります。

一方で、シリコンのように熱が伝わりにくい素材だと、内部に熱がこもりにくく、温度がゆっくり上がっていきます。

焦げにくいので長時間安定した味を味わえます。まったり吸いたい場合に向いています。

ガラスは中間的な性質を持ち、比較的早く熱が回りながらも、味が過度に強くなりにくいです。素材ごとの特徴を理解して選ぶことで、自分の好みに合った煙の濃さをコントロールできます。

溝の深さが焦げやすさと煙量に与える影響

ボウルの溝が深いと、炭とフレーバーの距離が自然と空きます。距離がしっかり確保されることで、火力が直接当たりにくくなり、焦げづらい状態になります。

フレーバーを多めに詰めることができるので、途中で味が薄くなりづらく、長く楽しみたい時に適しています。

底の下層部にくるフレーバーに熱を届ける最初の吸い出しが超重要で鍛錬が必要な深ーいお話もあるので、吸い出しレクチャーブログはまた後日!

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一方で、溝が浅いボウルでは炭との距離が近くなり、温度が上がりやすいです。短時間で煙が多く出る一方、火力管理を怠ると急に焦げてしまうことがあります。

特にミント系など熱に弱いフレーバーは注意が必要です。

自分が求める煙量や吸う時間の長さに合わせて、溝の深さを選ぶと失敗しにくくなります。

理想は、ボウル表面から5mm~8mm程度、空間が空くようにフレーバー(ブロンドやノンニコチンの場合)を盛りましょう!シガーリーフやダークリーフではまた異なるアプローチがある深ーいお話なので、また後日ブログにします!

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HMSとの組み合わせで性能が大きく変わる理由

ヒートマネジメントシステム(HMS)を使うと、炭の熱を一定に保つ効果が期待できます。

特にファンネルボウルとHMSを合わせると、真ん中の穴が塞がりにくく、空気の流れが安定しやすいため、味の変化が穏やかになります。

少ないフレーバーでも十分な煙が得られ、負担の少ない吸い心地を作りやすいです。

ストレートボウルでもHMSは活用できますが、穴の位置が底部にあるため、フレーバーが焦げやすいというデメリットが出ることがあります。

火力が強く伝わるため、慣れた人が使うと濃厚な煙を実現できます。

どのHMSを使うかどうかで同じボウルでも結果が変わるため、組み合わせを意識すると自分の理想の吸い方に近づけます。

ヒートマネジメント選びは自分の好みのシーシャを見つける上で欠かせないです!

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まとめ

  • ・小ファンネルは中央が盛り上がり穴が1つある形状で吸いが軽い
  • ・ストレートは底に複数穴があり味が濃く重い煙になりやすい
  • ・ファンネルはシロップが落ちにくく焦げにくい
  • ・ストレートはシロップが落ちやすく火力管理が必要
  • ・ファンネルは初心者でも扱いやすい
  • ・ストレートは中級者以上に向いている
  • ・ファンネルはフルーツ系など軽いフレーバーと相性が良い
  • ・ストレートはミント系など強いフレーバーをしっかり感じられる
  • ・陶器は熱伝導率が高く濃い煙になりやすい
  • ・シリコンは熱が伝わりにくく味が安定しやすい
  • ・ガラスは香りがクリアで匂いが残りにくい
  • ・溝が深いボウルは焦げにくく長時間楽しめる
  • ・溝が浅いボウルは煙量が増えるが焦げやすい
  • ・ファンネルはHMSと組み合わせると安定した煙になりやすい
  • ・ストレートは火力が強く伝わるため濃い煙を作りやすい

弊社参考 https://shisha-marukiya.com/blog/upg-bowl-double-apple-howto/
     https://shishaspot.jp/shisha-goods-store/

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